アラブ佐藤の『ここがヘンだよ、健康の話』

スポーツ、健康業界で働くアラブ佐藤が、カン違いだらけのカラダ、健康の話を面白おかしく書きます)^o^(

スポーツ業界で働くこと15年のアラブ佐藤。 健康、体、トレーニング、ダイエットなど、 カン違いだらけのことを、面白おかしく伝えます~

技術より大切なもの

”今の子供たち、技術は高いんだけど・・・・・”

”ジュニアまでは、世界で活躍できるのにね~”

 

仕事柄、様々なスポーツの指導者、関係者と話す中で、

よく聞く声です。。

 

当然できるだけ小さいころからそのスポーツに触れて、

遊びながら、楽しみながら成長していく中で、

いつの間にか、市で優勝、県で優勝、全国大会で優勝、

そこから世界ジュニアで優勝。

当然マスコミも注目。

これは、自然の流れなのかもしれない。

 

しかし、シニアになると世界で通用しなくなる。。

 

なんでなんだろう??

一言でいうと、

技術の詰め込み過ぎ、なんだと思う。

 

コンクリートジャングル東京では、

なかなか難しい面もあるけど、

小学校までは、人間が本来持っている野生の力

速く走る、高く飛ぶ、球を遠くに投げる

基礎体力をつける。。

まずは、その能力をあげることが大事。

 

それを実現するためには、

まず、能力を定期的に測定すること。

そして、指導者がその能力をあげるためのコツや、

正しい身体の使い方を覚えこませる、

トレーニングメニューをコツコツ提供すること。

 

あとは、複数のスポーツに取り組める環境作り。

日本は野球やったら、野球だけ。。ゴルフならゴルフだけ。

すぐには難しいが、ジュニア期は特に、

欧米のようにシーズン制が理想。

 

細かい技術は、基礎体力がついてからでも遅くない。

先に技術だけで固めてしまうと、

大事な場面、プレッシャーがかかった場面で、

必ずボロが出る。

思うように体が動かなくなる。

 

日本では、よく心・技・体と言いますが、

本当は、体・技・心が、

本当のような気がして、仕方がない。