技術より大切なもの
”今の子供たち、技術は高いんだけど・・・・・”
”ジュニアまでは、世界で活躍できるのにね~”
仕事柄、様々なスポーツの指導者、関係者と話す中で、
よく聞く声です。。
当然できるだけ小さいころからそのスポーツに触れて、
遊びながら、楽しみながら成長していく中で、
いつの間にか、市で優勝、県で優勝、全国大会で優勝、
そこから世界ジュニアで優勝。
当然マスコミも注目。
これは、自然の流れなのかもしれない。
しかし、シニアになると世界で通用しなくなる。。
なんでなんだろう??
一言でいうと、
技術の詰め込み過ぎ、なんだと思う。
コンクリートジャングル東京では、
なかなか難しい面もあるけど、
小学校までは、人間が本来持っている野生の力、
速く走る、高く飛ぶ、球を遠くに投げる、
基礎体力をつける。。
まずは、その能力をあげることが大事。
それを実現するためには、
まず、能力を定期的に測定すること。
そして、指導者がその能力をあげるためのコツや、
正しい身体の使い方を覚えこませる、
トレーニングメニューをコツコツ提供すること。
あとは、複数のスポーツに取り組める環境作り。
日本は野球やったら、野球だけ。。ゴルフならゴルフだけ。
すぐには難しいが、ジュニア期は特に、
欧米のようにシーズン制が理想。
細かい技術は、基礎体力がついてからでも遅くない。
先に技術だけで固めてしまうと、
大事な場面、プレッシャーがかかった場面で、
必ずボロが出る。
思うように体が動かなくなる。
日本では、よく心・技・体と言いますが、
本当は、体・技・心が、
本当のような気がして、仕方がない。